海猫亭日誌

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zoom RSS わたしのいもうと 松谷みよこ

<<   作成日時 : 2009/03/04 21:51   >>

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世の中には絶対自宅には置いておきたくないけれど間違いなく名作!という種類の本がありまして、この本もその中の一つだと思います。

これは絵本版の方が一般的なんですが、私は絵本版の方はもっておりません。

松谷みよこ全集の一つに「絵本」の巻がありまして、その中に入っているので、持っているのです。

絵本の巻なので、松谷さんが書かれた他の絵本も同じ本に入っているので持てる、という感じです。
トトロって公開時は蛍の墓と同時上映でしたよね?私達は「蛍の墓」→「トトロ」という順番で観たので、友達と
「上映順がこれで良かったねえ。逆だったら映画舘出てもどんよりし続けるもの」
と、言ったものでした。

他の楽しい絵本が入っているから、これと「まちんと」が読めるという感じかな。
(「まちんと」は原爆にあった女の子がトマトを「まちんとちょうだい、まちんとちょうだい」と言いながら亡くなって死後「まちんと、まちんと」と鳴く鳥になったという話)

どちらも絵としては綺麗な本です。どの頁も美しい絵本だからこそ、綴られている内容が重い。

「わたしのいもうとの話を聞いてください」
 と、いう言葉が私の妹がいた、ということを知ってください、とも読めるなあと感じました。

松谷さんの根底に「戦争体験」というのがしっかり根を下ろしているのでしょうね。
「みんな、私を忘れてしまったでしょうね」
 と、妹が手紙に書いた言葉は、戦争で逝ってしまった名もない人々が、あの世からこの世へ生きる人々に
送った言葉として使っても違和感はない言葉ですね。

だからこそいじめを描いたこの絵本が「絵本 平和のために」の中の一冊なのでしょうね。
「あなたが忘れてしまっても、私は覚えているよ。そして知って欲しい。私の妹の話を」
 と、いう“私”の視点が松谷さんの視点なのでしょうね。

妹を苛めたあなた、妹の苦痛に傍観者でいたあなた、妹が生きていたことを知らなかったあなたに、
私の妹の話を聞いて欲しい。

重い本ですが、もしも読んだことがなかったら手に取ってください。読むと気分が暗くなること間違いなしですが、読まずにいるのはもったいない名作です。



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