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zoom RSS 原爆投下は予告されていた 国民を見殺しにした帝国陸海軍の「犯罪」 古川 愛哲

<<   作成日時 : 2011/12/01 05:58   >>

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前から思っていましたけれど、日本のエリート選出システムってどこか欠陥がありますよね。

60年前も今も状況が同じ。一部のエリートが自分達の為に本来公開し、国民の安全の為に活用しなければならない情報を秘匿し、自分達だけ安全な場所に逃げる。

軍隊は国民を守る為にあるという本来の役割を放棄し、民間人を置き去りにして自分達の安全だけを計ったのは関東軍だけかと思ったら旧日本軍のエリート全体に染みついた体質だったのね。

これはまともな軍人が出世できないわけだわ。現場の頑張りをトップが無にする体質っていったいどこから来るんでしょう?
現場で頑張っている軍人達が、アメリカは原爆を投下しようとしているという貴重な情報を入手したのに、どうして軍の上層部はそれを活かせなかったのか。

原爆投下を防ぐことは出来なくても、原爆が投下される前に民間人を避難させることは出来た筈。

日本の上級軍人にとって民間人を守るということは優先順位の中で低い位置にあることはわかっているけれど(だから本来の責務を忘れない、ちゃんとした軍人が苦労するのだろうけど)、公開すれば色々対策の打てる筈の情報を(民間人でも、現場の軍人でも正確な情報を伝え、的確に指示を出せば対処出来る人達はまだ残っているのに)、何故隠した?何故なんの手立てを打たなかった?と思うと浮かぶ答えは一つしかないんですよね。

自分達に都合に悪い情報は隠したい。著者が繰り返し、原爆の悲劇は福島原発で繰り返された、と書いているのも無理はない。

60年たっても、この国のエリートの悪い部分はまったく変わっていませんね。

だから機密情報って日本のものよりアメリカのものの方が信用できるんですよね。アメリカがいい国だなんてちっとも思わない。公開されていない機密情報の中には、相当ダークな情報が沢山あるのだろうな、と容易に想像できる。

それでもアメリカは、この機密情報は国家機密から歴史資料に変わった、公開しても国益に反しないと判断したらきちんと公開しますものね。
情報は一部の人間のもではなく、アメリカ国民全員の財産である、という哲学がしっかり根付いているのでしょうね。

敗戦時に軍上層部が闇雲に資料を処分したおかげでB級C級戦犯として裁判にかけられる人達を救える筈の証拠まで無くなってしまった日本とはえらい違いだわ。

結局、上級軍人がお念仏のように口にした「国体を守る」という言葉は自分達の所属する軍組織を守る、自分達に都合のいい、自分達が信じている幻影を守る、ということに他ならなかったんんでしょうね。

「陛下を守る」といっても冷静に現実を見られる人なら共産主義国と思想的に対立するアメリカが、天皇を責任者として処罰する可能性だけでなく、敗戦後の日本を統治するにあたり利用した方が得策だと考える可能性も思い浮かべた筈。(というか、そんな可能性も考えないような人が国の中枢にいないで欲しいし)

上級軍人達は、陛下を守る、国体を守るという耳触りのいい言葉で自分達を守ろうとしたのでしょうね。
高貴なる者の義務という言葉がこの国では根付かない筈だわ。




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