海猫亭日誌

アクセスカウンタ

zoom RSS 経済予測脳で人生が変わる  中原圭介

<<   作成日時 : 2010/12/12 22:30   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

「資本主義の本質や『弱肉強食』です。景気が悪くなると資本主義の世の中では弱者が大量にあふれ出します。そうした人々を救済するのは本来政府の仕事です。」

「資本主義の本質が『弱肉強食』なら、民需主義の本質は『公平・平等な社会』を実現することであり、二つのバランスを調整するのが日本における政府の役割です」

と、いう冒頭の言葉は本当のことだと思います。そして
「今の政府に期待など出来ません。政府や企業の救済をあてにするのではなく、自分自身の力で生き抜かなければならない」
 と、いう言葉にも異論はありません。この本はこのことを前提にしたうえで、どういう見方で世の中のことを眺めていけばいいのか?ということについて書かれたサバイバル術の本ですね。
「今の政治や経済を動かしている本質は何なのか?」
「それは今度、自分達の暮らしにどのような影響を及ぼすのか?」
それを明確にイメージすることが出来るようになるにはどうすればいい?

時代の本質や変化を見抜けずに間違った行動をとれば、手に入るのは希望に満ちた未来ではなく不幸な結果。
「目の前に起こっている問題を解決するには、その本質をきちんと探ること」
 
 世の中の本質を捉えるには、一つ一つの出来事を検証するだけではなく、総体としての「構造」を見極めること。
経済学だけでは世の中の動きは見えない。実体経済は国と国、企業と企業、個人と個人の意志と欲望が複雑に絡み合って動いているもの。

経済を動かす国や企業の思惑。欲望、駆け引き、力関係といった様々な要素を分析して「世の中の本質」「経済の本質」をあぶり出す為には、今、目の前で起きている出来事を、経済学だけではなく、歴史学的な視点から過去の事例に照らしあわせ、心理学的な視点から、どのような人間心理に基づいて起きた出来事なのかを検証し、哲学的な視点から、その本質を探る。

これらの総合的なアプローチによって「世の中が何によって動き、これからどこに向かうのか?」が見えるようになる。まあ、これは納得できる意見ですね。

「A」という歴史的事実と「B」という哲学的事象がどのように結びついているのか。「C」という心理学的現象と「D」という物理学的法則がどう関連づいているのか。経済予測脳を身につけるには知識を吸収するだけでは駄目。

知識のパズルを楽しむことで、得られた知識の因果関係を結びつけるトレーニングをすること。

人間は過ちを繰り返す生き物。「歴史は繰り返す」の言葉通り、時代や場所が違っても同じ状況と条件が揃えば繰り返す。

過去に起こった出来事を「知識」として吸収するだけではなく「何故起こったのか?」「どのような社会背景がこの出来事をもたらしたのか?」という原因を探れば、過去の歴史を参考にして、現在起こっている現象の原因を自分なりに探ることができ、同じ歴史を繰り返す危険を察知することができる。

今の米国経済や世界経済はどの時代のどんな状況に似ているのか?そこにどのような条件が加わればどんな結果が持たされるか?を常に考え続けること。
これから起こりえる出来事が予測できるようになれば事前の適切な対応が可能になる。心理学を学べば、目の前で起きている出来事に対して、人間がどのような行動を取るのかがリアルに想像できる。人間心理が経済に及ぼす影響は軽視できない。

政府や企業が国民の置かれた立場や心情を理解できなかったことが景気回復の足取りをもたつかせている最大の要因の一つ、という意見には説得力がありますね。

企業やともかく政府の中枢にいる人達は経済的に恵まれた環境にいる人が多いから、自分を基準に国民の心情を判断してしまうのでしょうね。

それぞれに異なる価値観や考えを持っている人間が、今目の前にある状況に対して千差万別の判断を下している。そうしたことを踏まえたうえで、様々な人間が
「どういう立場で何を思い、何を考えて行動しているのか?」
ということを常日頃から想像することは経済を予測できるようになる為の効果的なトレーニング。

現在の不透明な経済状況の世の中で、様々な人の立場になって「困難な状況をどう乗り越えるのか?」を考えること。自分の思い込みに囚われることなく、状況を切り抜ける方法を冷静に考えてみること。どれも有効な訓練です。

歴史学や心理学的の視点から「今起こっていること」「これから起こり得ること」を考え、哲学を学ぶことで「知のOS」となる「ものの考え方」や「もののとらえ方」を身につける。
新聞を読む時は一つ一つの記事をじっくりと読むよりも、さっと俯瞰する。「情報収集」+「事実収集」

欧米、日本、中国などの経済指標や金融市場動向、各国の経済や市場に影響を与えうる政治的な動向。その事実に対して、自分で考え、物事の「本質」を探り当てるように努力すること。その方が、他人の見解に一方的に耳を傾けるよりもずっと大事。

情報を収集したり分析したりする際は他人の主観に影響されることに注意するだけではなく、自分自身の主観や先入観にも注意すること。
人間はつい自分の価値観に基づいて評価判断する生き物。

別の人間だったらどう捉えられるのか?といった視点から物事と向き合うことが大切。できるだけ偏見を排除して客観的に物事を捉えること。

どれも基本の基本だけど案外実行出来ないことですね。安易な「How To」本が流行っているけれど、こういう基本の基本をしっかりと心得ておく事が大事なんですよね。そんなことを改めて認識させてくれる本でした。


経済予測脳で人生が変わる!
楽天ブックス
商品副データ仕事も投資も成功できる「起こりえる未来」の読み方中原圭介ダイヤモンド社この著者の新着メー


楽天市場 by 経済予測脳で人生が変わる! の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル



テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
経済予測脳で人生が変わる  中原圭介 海猫亭日誌/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる