海猫亭日誌

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zoom RSS セーラが町にやってきた 清野 由美

<<   作成日時 : 2010/04/21 00:00   >>

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外国人女将で有名な銀山温泉の藤屋旅館が倒産したそうです。

ご主人が妻の反対を押し切って有名な建築家の設計を依頼して宿を改築。周囲の風景から浮き上がったモダンな建物で一泊5万円の高級温泉旅館を目指したところ見事に大失敗。

多額の負債を抱えて倒産。宿を有名にした福の神だった妻も離婚してアメリカに帰ったとか。男の器量ってこういうところに現れるのだろうなあ、とこの本を思い出してしまいました。

ともに地方企業に新風を呼び込んだ外国人女性というところは同じですが、その後に違いが出てしまいましたね。名監督って名オーナのもとでこそ力を発揮出来るのですね。

いや勿論外国人女性の視点で地元住民が見過ごしていた古き良きものの価値を新たに見出して、それを現代に受け入れられる形で復活させたセーラさんも勿論凄いと思うのですが、うちが生き残る為には今までと同じやり方では駄目だと彼女をバックアップした小布施堂のご主人も凄い。

どう考えても社長のもとに苦情が来ないとは思えないんですよね。人って大きな失敗やよほどの危機感がない限り、なかなか新しいことをやりたがらないし。

その方がいいと頭では判っていても、かかる手間や費用やリスクを考えると、ついリスクが少ない(と思える)今までと同じやり方をしたがるし。
しかもそれを言い出したのが年の若い外国人女性。

「勝手なことばかり言いやがって。それがどんなに大変なことなのか解っているのか」

と、いう声が出ない方が不思議ですよね。なのに彼女の言うとおりにやらせた。これは社長にそれだけの器量がないと出来ないことでしょう。

藤屋の主人はスポットライトが当たるところで力を揮うことが男の価値だと思ってしまったのかしら?自分がこれだと見込んだ人間が存分に腕をふるえるように自分は裏方に徹して場を整えることだって充分男の度量の見せ所でしょうに。
藤屋の女将も旦那さんが小布施堂のご主人の十分の一の賢さでも持っていたら、もっと楽に生きられたでしょうにね。監督がどんなに頑張っても、何も解っていないフロントが現場の意見を無視して監督の頭越しにアホな命令出していたら、そりゃ結果がどうなるかなんて目に見えてますよね。

長野に行った時に小布施堂の経営するレストランに行きましたけど、美味しかったですよ。一般家庭では、まず見られない大釜で炊き上げるご飯と紺染めの衣装で給仕するスタッフにワクワクしましたもの。

銀山温泉を訪れる客だって、ありふれたモダン旅館よりも、ああいうカッコいい日本に魅かれたでしょうに。馬鹿なオーナーほど自分の持っているものの価値に気づかないのでしょうね。



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