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zoom RSS 人生は勉強より「世渡り力」だ !  腕(スキル)を生かす人づきあいの極意 岡野 雅行

<<   作成日時 : 2010/03/21 08:14   >>

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篠田節子がエッセイの中で
「女の人の商売が上手くいかないのは女の人は真面目で世間話をしないからだ」
といった文章を書いていたのを読んだことがあります。

上手い話にのって詐欺にあった女の人の話を例にあげて
「もしも彼女達に世間話をしてくれる人がいたら、あんなことにはならなかったろうに」
といったことを書いていたのですが、この本を読んで、あ篠田節子の言っていたことはこういうことだったのか。あの人作家になる前は市役所の職員だったからきっとこういう人を頭に浮かべて、あの文章を書いていたんだろうな、と思いました。

IT時代になってインテリジェンスが大事だと盛んに言われるようになりましたが、この本の著者に言わせたら

「インテリジェンスだ。何横文字使ってるんだよ。勝手に向こうから入ってくる情報はたいがいあてにならない、と決まっているじゃないか」

と言われそう。ほんと下町のいい親父。口うるさいし、態度はでかいが、やる時はやるし、義理人情に厚く、義理と礼儀を心得ている人に対しては困った時には手を差し伸べる。

森まゆみの本だと思うけれど
「下町の住人が義理人情に厚いというのは他所に住む人の幻想ですよ。助け合わないと生きていけないほど生活が苦しいから皆助け合うんです」
という言葉があって、なるほどなあ、と思いました。

煩わしさと相互扶助は裏表なんですね。いざ、という時に助けてもらう為に助けてもらえるような人間関係を築いていく。
下町の人が人情の機微に通じている筈ですよね。義理と人情は生きていく為の生活の知恵ですもの。
この本には、そういうコミュニケーションの知恵。生きていく為の生活の知恵がつまってます。

「世渡り力」というのは人と情報のマネジメント。仕事の運命を決めるような決定的情報を入手するには、人と情報を、どう使って動かせばいいか?自分はどう動けばいいか?

「はい、すみません。よろしかったらお話をお聞かせください」
と背筋を伸ばしたくなる言葉ばかりですね。

「仕事を成功さえたいんだったらしゃべらなければダメだ。自分の腕を磨いて満足しているだけじゃダメなんだ」

「ついている人間とつきあうってことはその人の生き様を見ることだし、そこから学ぶってことなんだ」

「裏切られるってことは自分を鍛える経験」

「一流を知るってことは、ただの贅沢じゃない。一流には一流たらしめている理由が必ずある。それがどんな仕事でもヒントになる。『ほかと何が違うんだろう?』そう考えるだけで発想が広がる」

うう、やっぱり本から得た知識だけでなくて知識と経験、その両方から醸し出される言葉は違うわ。新書だからすぐに読みきれるけれど、考えにつまったら読み返そう。そう思わせてくれる本でした。
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