海猫亭日誌

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zoom RSS 舶来屋 幸田真音

<<   作成日時 : 2010/03/20 23:20   >>

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フィクションはノンフィクションを凌げるのか?というのはフィクションに関わる人間にとっては永遠の課題でしょうが、この本に関しては課題は果たせてませんね。

幸田真音だから上手いんでしょうがモデルとなった方の自伝の方を先に読んでしまっているので技巧性が鼻についてしまって駄目でした。

ご本人の自伝の方が簡潔で躍動感があって面白い。

小説の進行上こういう人物を登場させた方が話が進めやすいのだろうなあと思ったインタビュー役のキャラクターも類型的で造りものの枠から出られてないし。

良かったのは本人の自伝では書かれなかった後の物語も書かれていることかな。一つの時代の幕を開けた人が、その時代の終わりを自分で決めたのね、という感じで良かったです。

去り際の見事さに沢村貞子さんの引退の時を思い出して、江戸っ子気質だなあ、と思いました。あの方も自分でここまで、と決めて、まだやれるのに、と惜しまれながら女優を引退したのでしたっけ。

「江戸っ子ってのはだらしねえなあ。諦めが良すぎるんだ」

 と、何かの本でそう自嘲してましたが、それが去り際の見事さに繋がっているのでしょうね。あのシーンがあるから、まあ及第点かな。

でもどちらがいいですか?と聞かれたら「ご本人が書いた本の方がいいよ」と薦めてしまいますけどね。


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