海猫亭日誌

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zoom RSS 442  矢野 徹 

<<   作成日時 : 2010/02/21 00:05   >>

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ノンフィクションというより紀行文+小説という感じですね。

戦記部分を読んで昔読んだ「カムイの剣」を思い出しました。著者が同じだから当たり前か。

矢野さんは名翻訳家として有名な方なので、多分訳された本も何冊か読んでいる筈なんですが、私は学校の図書館に置いてあるレベルしかSFを読んでいないので、すぐ浮かぶ矢野さんの本は「カムイの剣」なんですよ。

ちょうど30年前に書かれている本なので、
「仕事を持つことが自立だと勘違いしている女性が出始めているが…」
などど書かれていることに時代を感じたり
「愛国心とは美しい郷土を愛する心だ。愛国心と口にするなら政治家は守りたくなるような美しい故郷を保つ努力をしなければならない。帰るべきところを醜く破壊しておいて何が愛国心だ」
といったくだりに、ああ、こういうところは30年たっても変わらないのね、と思ったりで、本筋とは関係ない部分も面白かったです。

戦記部分が小説という感じがするのは、442部隊の兵士達の視点で話が流れているからかな?

戦争の状況、異なる立場からの視点、傍観者の視線といったものをあまり感じなかったので、戦争ヒーローもののような印象を受けたせいかもしれません。

それでも面白かったのですけれど、私がカムイの剣を読んでいた頃なら、もっと素直に読めたのかな、とも思いました。
小栗上野介ってカムイの剣だと悪役だけど、日本に不利な状況を打破し、なんとかアメリカ側と対等な交易が出来るように努力し続けた能吏じゃない、なんてことを知ってしまった今ではヒーローものみたいな見方よりも複眼的な見方の方が好みだな〜と変わってしまったので、私にはブエリアの解放者達の方が面白かったです。

まあ、好みの問題ですね。「ブエリアの解放者達」を読んだ後「442」の冒頭を読むと、そうか失われた大隊の救出はこういう影響を与えたのね、というのがよくわかって面白かったですけどね。

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